『びゅ~さんとの再会』
Gonちゃんとの別離後、さてさてまたまたドラマー探しだ。
正直な話、この頃のメンバー間の信頼関係はゆれていたと思う。
今回のメンバーに関して、各別プロジェクトを抱えている事も有り、
それぞれが、バラバラな動きをしていた。
バンドと言う物は、勢いでやる面が多分に有り、
もともと楽しみでやっている訳だから、楽しくなければ
自然と勢いが無くなってしまう。
プロアマ問わず、バンドの解散の原因の一つは、此処に付随する事は
よくある事だ。
メンバーの一人は、『 僕は リズム隊にこだわりが有りますので、
ドラマー選びは慎重にお願いします。 第一金さんのモチベーションが下がります。 』
と、プレッシャー・・・
確かに、バンドの要はドラマーで有り、ドラマー次第でバンドのモチベーションは変わる。
Gonちゃんのイメージを払拭し、Hiroに変わってバンドの要になるドラマーと言えば・・・
僕の頭には、一人のドラマーしか頭に浮かばなかった・・・
5年前、Hiroが一度脱退した時、バンドに誘った N氏(びゅ~さん)である。
当時、AORのバンドを率いて三河界隈で順調に活動をしていたびゅ~さんにとって、
あの頃の僕らのバンドサウンドは魅力を感じる事もなく、上手くコーポレート出来なかった事も有り、
今回も正直に言って参加には期待してなかったのだが、
今のこの状態を救ってくれるのは、びゅ~さんのあのドラミングしかないと言う想いは
僕の中で日々募っていった。
『お久しぶりです。 Housyunです。実は・・・で、・・・だから・・・なので、一度合わせませんか?』
勇気を持って、連絡する・・・
『いいよ! でも、あまり期待しないでね。』
相変わらず、気のない返事・・・。でも僕には自信があった。
それは、やっぱりHirokoのボーカルである。
『彼女の声を聞けば 絶対加入してくれるはずだ!』
そして当日・・・練習が終わった後・・・
『びゅ~さん 結論はゆっくり考えてからで良いよ! 決まったら連絡して!』
僕の言葉に彼はこう答えた・・・
『僕は、過去にバンドの人間関係で凄く嫌な事が有り、最近では、加入したいバンドが無かった・・・
でも、このバンドのメンバーは気軽に楽しめそうだね・・・いいよ!参加するよ!』
そしてこうも言ってくれた。
『長年バンドやってるけど、Hirokoのボーカルは凄いや!ぜひバックで叩きたい!』
むふふふ・・・ またひっかっか・・・じゃない、ようやく スカラベは揃った!
by housyun-NTO
| 2010-06-14 21:29
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