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May be awake, and now a Dream

特集 housyun 回想録~JOKER編 3

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その中で紹介できる あるエピソードを お話ししよう。

その日も又 いつものように ガソリンメーターE線ギリギリの アヅキ色のハコスカに乗り込んだ僕らはO短大がある 尾道の山奥へ向かった。なんの用事だったかは?記憶には無い・・・

突然 ハシオーが みんなに向かって1つの提案をした。
『ジャンケンして負けた奴が 女子寮の中に入っていって ジュースを買って来るっちゅうのはどうや?』

いつものような、軽い関西弁で 過激な提案を出してきた。『そら来た。』僕らはその提案に乗ることにした。
夜遅い時間で、暗いとは言えそこは女子寮なのだから有刺鉄線の張った 高い外壁を乗り越え
裏口の側にある自動販売機へ 行かなければならない、しかも裏口とはいえ、販売機の照明は想像以上に
明るく、又 当然 その寮に住んでいる女の子がいつ出入りするか?分からない・・・

当然、見つかれば家宅侵入罪・大学にでも通報が入れば 当然謹慎・厳重注意!!

『負けたら絶対だぞ! もし棄権したら、JOKER脱退だからな!!』

少年のように目をきらめかせるハシオーのイタズラは今に始まったことでは無い。
(こんなことで バンドの脱退が決まるのかい?オイ!)

決死の想いで、『ジャンケンポン』!!

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ハシオーの目のきらめきが 曇った・・・提案した本人が負けてしまったのである(笑)
みんなで過激に言葉を浴びせる。

『JOKER 辞めるか? 行くか?』こんな時のメンバーは、非情に冷血だ。

『行ったるわい!! 俺がJOKER 辞めたら JOKER 解散やんか!!』

こっそり辺りを伺い、誰も居ないのを見計るとハシオーは外壁に足を掛けた。
有刺鉄線を軽々と 通り越し、敷地内へ無事着地。

僕らは息を飲んで 一部始終を見守った。
次は 裏口まで 約 20m位。周りには隠れる物は無く、いつ誰かが飛び出してくるか?分からない・・・
もしかしたら、寮生の誰かが窓を偶然開けるかもしれない。いや もう誰が気づいて こっそり覗いているかも・・・

自動販売機迄の ほんの数秒間が 僕らには永遠にも感じた・・・
何事も無く、販売機の前迄 たどり着いた ハシオー・・・余裕が出てきたのか、こちらを向いて手を振っている。
こんな時の、彼のたくましさと、後先考えない彼の行動力にいつも魅了される。

そっとポケットから コインを掴み、販売機に投じる。

『ガチャン ドカン ピーピーピーピー・・・ 』

想像以上の音が 周りにこだまする。そうだ!おみくじ付きの自販機だ!!

周りを見廻し、さっと外壁越しに隠れる僕ら・・・ 何秒たっただろうか・・・

そっと 覗きこむ僕らの目に映ったのは、平然と ジュースを飲み干す ハシオーの姿だった・・・
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『さすが この人は 違うな・・・』半分 呆れ、半分 尊敬のまなざしで見つめる僕ら・・・

その後、駆け足で帰って来た、ハシオーの第一声は、

『今度はな! 裏口から入って中の自販機で買って来るってのはどうかい! 俺、このままじゃ悔しゅうて

帰れへんわ! ええな! もし棄権したら JOKER クビやど!!』

こうなりゃ ヤケだ!! 『ジャンケン ポン』!!!!

燃え上がる 激しい眼差しで 一点を集中していた ハシオーの目が又曇った・・・
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by housyun-nto | 2006-07-10 00:39 | JOKER